ジムニーJB64クラッチスタートキャンセラーの取付

クラッチスタートシステムについて

私が新型ジムニー(MT車)XGグレードを購入するまで乗っていたのが古いJA22ジムニーだったということも有りますが・・・

今時のMT車はクラッチペダルを踏みこんでいないとエンジンが始動出来ないシステムになっている事をジムニーJB64を買って初めて知りました😅

今度のジムニーJB64には、クラッチペダル上部にセンサースイッチが2つ付けられていて、クラッチを踏みこんだ時にスイッチがオンになるような仕組み、もっと言うとセンサースイッチがオンになっていないとセルモーターが回らないのでエンジンが始動できない仕組みになっているようです。

こんなスイッチです ↓

赤い矢印で指している2つのスイッチ上部にコネクターがあって、それぞれ配線が2本接続されています。

ネットで調べてみると手前の黒いコネクタ―には紫と黒の配線が、一方奥の白いコネクタ―には緑と黒の配線が接続されています。

更に調べてみると、クラッチを一杯まで踏みこんで手前の黒コネクタに接続されている(紫線と黒線)及び奥の白コネクタ―の(緑線と黒線)のスイッチをそれぞれ同時に作動(オン)させる事によって、はじめてエンジンが始動できる(セルモーターが回る)状態になるという仕組みのようです。

クラッチスタートキャンセラーとスイッチ

という事で、いちいち運転席に乗り込んでクラッチを踏んだ状態でないとエンジン始動する事が出来ないのは不便だし、普通めったにない事だとは思いますが踏切内でエンストしてエンジンがかからなくなった時に、セルモーターで車を動かして脱出する方法が使えたりするようにしてみようと思います😊

さて今回私が取付けるのは、前述のクラッチペダル上部にあるセンサースイッチに接続されている黒コネクタ側(紫線と黒線)及び白コネクタ―側(緑線と黒線)のそれぞれの配線に割り込ませて分岐させる事が出来て、別途接続したスイッチによってオンオフ出来るハーネスセットになります。

こんなパーツです ↓

例によって楽天市場にて購入したパーツになります。

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このパーツは黒コネクターと白コネクターのそれぞれに適合する様にあらかじめカプラーがセットされていて、しかも接続間違いが起こらないように適合しないカプラーには嵌まらないようになっています。

こんな感じです ↓

パッと見た所同じようなハーネスセットが2組あるように見えますが、前述の黒コネクター用と白コネクター用それぞれ違うカプラーがセットされています。

なお上の写真でスイッチに接続する配線には、同じく楽天市場で買ったエーモンのプッシュスイッチを接続しています。

こんなスイッチです ↓

このスイッチは押している間だけ動作するいわゆる自動戻りタイプ(モーメンタリ動作)のプッシュスイッチになります。
上写真の赤い線と黒い線をそれぞれをクラッチスタートキャンセラーのスイッチ側の配線と接続しました。

取付けを完了です!

ここからは実際に取付作業に関しての説明になりますが、作業は運転席下側のクラッチペダル付近の非常に手の届きにくい場所での作業となりました。

なので配線作業を容易にする為に、事前にハンドル下側のステアリングコラムカバーも取外しての作業となりました。

こんな感じです ↓

ステアリングコラムカバーはボルト1本を外して、手で押し込むようにして引っ掛けられている爪を外していくだけでOKです。

ステアリングコラムカバーも外して準備が出来たら、いよいよ2ヵ所のセンサースイッチに今回購入したキャンセラーハーネスを接続するのですが、何分にも狭くて手の届き難い場所での作業となりかなり大変でした。

接続完了です ↓

写真も上手く撮れないくらいの場所にあるセンサースイッチですが、何とか接続する事が出来ました。

ここまで出来ればあとはスイッチを接続するだけになります。

スイッチを取付ける場所まで前述のスイッチ側に行く赤と黒の配線を取りまわしてきて、プッシュスイッチを接続するだけとなります。

スイッチ取付け場所 ↓

今回取付けるスイッチは安全を考慮して、押している間だけオンになるものなので出来るだけ片手でスイッチを押しながらスターターキーを回せる上の写真の赤い丸で囲んだ位置に取付けました。

こんな感じです ↓

この位置にスイッチを取付ける事で、片手でスイッチを押しながらスターターキーを回す事が出来るようになります。

こんな感じです ↓

取付けを完了して試してみた写真ですが、クラッチを踏んでいなくてもエンジンを始動させる事が出来ました😊

これで車中泊時などのクラッチを踏み難い状況や、車のカスタム時などにチョットエンジンをかけてみたいなどのシーンでのエンジン始動が楽になります。

補足事項について

今回取付けたクラッチスタートキャンセラーとスイッチについては、ギヤがニュートラル、サイドブレーキがオンであることを確認し、十分な安全を確保してから行ってください。

また、今回の投稿について実際に実行される場合は、くれぐれも自己責任という事でお願いします。

なお、クラッチスタートキャンセルスイッチを自動戻り(モーメンタリー)タイプにしたのは、スイッチをオンにしたままの状態を避ける為でもあります。スイッチオン固定の状況にしているとバッテリーが上がってしまうかもしれない? のリスクを回避する目的もあります。