ジムニーJB64デイライト装着

そうだデイライトを取り付けよう!!

最近、街中でもよくデイライトを点灯させて走っている車をよく見かけるようになってきました。

そもそも「デイライト」は、その名の通り日中であっても点灯するライトです。

欧州などでは装着が義務化されていて、日本でも安全管理の観点から導入が進んでいます。装着する主な目的は、対向車や歩行者に車の接近を知らせる為です。

見通しの良くない交差点や狭い道、曲がり角などでも車の存在を認識しやすくなるために、交通事故の防止が期待できます。

また実用的な面だけではなく、デイライトを点灯させることにより車のフロントフェイスがよりカッコよく見えるというメリットも見逃せません。

そんな実用性+見た目のカッコ良さの両方期待できるデイライトですが、最近ネットでも汎用の後付けできるものをよく見かけるようになったし、マイジムニーに似合いそうなデイライトを例によって楽天市場で探して取付けてみようと思います。

こんなライトです ↓

サイズは約110mm×28mmで、左右のそれぞれにLED6個がセットされている商品で、発光色は白色を選択しました。

実際に届いたパーツ ↓

その他の付属品としては、取付用のポルトとナット及び車体に傷が付かないようにする為のマットなどがあります。

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デイライト取付けにあたって

さてここからは、手に入れたデイライトの取付けについての内容になりますが、その前にデイライトの取付け基準などについて簡単にまとめてみました。

◆デイライトの取付け基準について

1.2016年以降は、規定により発光色は原則白に統一されています。
2.デイライトの光度は、1,440cd以下である事。
3.デイライト灯の灯数は、2個までである事。
4.その照明部の最内縁において600㎜以上の間隔を有するものである事。
5.下縁の高さが地上250㎜以上、上縁の高さが地上1,550㎜以下となる事。
6,その他にも点滅タイプは使用できないなどの基準があるようです。

大体以上のような基準があるようです。

また自分で取り付ける時には、ヘッドライトやスモールランプが点灯した際にはデイライトが消灯する必要があるようです。

◆デイライトの配線図

前述のようなデイライト取付け基準を踏まえて、まず考えないといけないのがデイライトは昼夜通して常時オンの状態では不適合とされるらしいので、夜間にスモールランプが点灯した際にはデイライトが消灯するような仕組みが必要になります。

そこで先ず配線図を作成してみる事にしました。

こんな配線図です ↓

考えたのは、A接点とB接点がある5極リレーと普通の4極リレーを組合せることによって、スモールランプ点灯時に5極リレーが作動してデイライトへの電流を遮断できるような回路を組む事です。これで上手くいくと思います。

勿論必要なリレーやハーネス類は予め用意しておく必要があります。

◆デイライトの取付位置

デイライトの取付位置に関しては、フロントグリル内に左右対称に取付けてみる案なども検討しましたが、最終的にフロントバンパーの下の写真の位置にしました。

こんな感じです ↓

上の写真の赤い四角で囲っている2ヵ所に装着予定です。この位置なら前述のデイライト取付け基準内に収まっていると思います。

デイライト取付け作業

それではデイライトの配線図及び取付ける位置も決定したので、実際に取付けていこうと思います。

◆リレーの取付けについて

先ずは配線図にもある5極リレーと4極リレーを接続しやすくする為に、事前にリレー同士の接続やギボシ端子などをセットしておきました。

因みに4極リレーは家に手持ちで有ったものを使用して、5極リレーについては新たに購入したエーモン工業の5極リレー(3237)を使用しました。

こんな感じです ↓

写真では分かりにくいですが、配線図通りに接続しています。

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次に用意したリレーをジムニーのエンジンルームにセットする必要があります。しかしエンジンルーム内にはすでに、既存のホーンリレーやフォグランプなどの各種リレーを取付けているので・・・

この際に既存のリレーと今回追加したリレーを、新しく近くのホームセンターで買って来たアルミのステーとボルトナットなどを利用してスッキリさせてみました。

ビフォーアフターでどうぞ ↓

アフターの写真左側の2個のリレーが今回新しく取付けたリレーです。

◆デイライトの取付けについて

次にデイライトをジムニーのフロントバンパーに取付けた方法についてですが、取付けにあたってフロントバンパーに配線を通すための穴とビス止め用の穴を開ける必要があります。

こんな感じです ↓

なおデイライトの固定方法につきましては、付属のボルトナットは使用せずにタッピングビス(M3×12mm)による固定としています。
この方法でも万一タッピングビスが外れたとしても、裏側に配線コードが繋がっているので脱落する事はまず無いと思います。

取付けを完了 ↓

付属していた黒いマットをバンパーとデイライトの間に入れて、片側上下2ヵ所、左右合計で4ヵ所をタッピングビスで固定しました。

◆各所への配線接続について

リレーもセット完了しデイライト本体もバンパーに装着できたので、あとは配線図の通りにハーネスを各所に接続していくだけとなります。

簡単に接続した方法について説明します。

1.先ずはデイライト点灯用の電源はヒューズホルダーを介してバッテリーに接続、いわゆるバッ直としています。

上の写真の赤い矢印で指している黄色の配線になります。ヒューズホルダーを介してバッテリーのプラスターミナルに接続しています。

2.アクセサリー電源については、車内のセンターコンソール内の配線よりアクセサリー電源をテスターで探し出して配線を分岐させています。

センターコンソールにある赤い矢印で指している、アクセサリーソケットの裏側の電源より分岐させました。
念のためテスターにて確認のうえ、接続は配線の被覆を剥がして直接ハンダづけしたうえで、ビニールテープを巻いて絶縁対策をしています。

アクセサリー電源の車内からエンジンルームへの配線は、上の写真の赤い矢印で指しているグロメットに通しています。

3.スモール電源に関しては、左側ヘッドライトに接続されているポジションランプ用の電源から分岐させました。

写真の赤いコードにエーモン工業のエレクトロタップ(1187)を利用して電源を取り出しています。

4.左右のデイライトへの配線は、左右のプラス(赤)とマイナス(黒)ハーネスを束ねてギボシ端子をセットし、バンパーからエンジンルーム内へ配線を通してリレーとアースにそれぞれ接続しました。

5.アース関係についてはまとめて下の写真のボルトに接続しています。

丸型端子を使ってボルトで固定しています。

これですべての配線が完了いたしました。

デイライト取付けを完了しました

これまでで各リレーから各種電源やアース、デイライトへの配線が完了したので、正常に作動(キーがアクセサリーの位置で点灯して、スモールオンで消灯)するかの確認をしてみましたが、特に問題はありませんでした。

こんな感じです ↓

チョット分かりにくい写真ですが、上がアクセサリーオンでデイライトが点灯している写真で、下がスモールオンでポジションランプが点灯してデイライトは消灯している写真になります。

デイライト点灯テスト(動画) ↓

デイライト点灯中 ↓

何んとか配線も完了して無事点灯させる事が出来ました。

ただ今後気になる所はデイライトの防水性能に関する部分で、今回詳しく触れていませんがホームセンターで買って来たシリコンコーキング剤を使って、レンズ周りや裏側の配線が出ている部分のコーキング処理をしたので、雨水などが入る事は無いと思いますが今後のチェックポイントだと思っています。