ジムニーJB64のスモークフィルム貼り替えました

スモークフィルムの色褪せ問題

私のジムニーはグレードがXGなので、リアサイド及びリアウインドーは透明だったという事もあって、今のJB64を手に入れて一番最初に行ったカスタムがスモークフィルム貼りからスタートしています。

詳しい投稿はこちらからどうぞ

施工直後当時の写真 ↓

リアサイドウインドーの写真になりますが、ダークスモーク(透過率12%)のものなので結構外から見ても車室内が見えにくい感じになっています。

リアウインドーも同じく外から見ても車室が見えにくい感じになっています。

ところが最近になって気になりだしたのが、フィルムの色褪せ問題です。

普段からジムニーの写真をX(旧ツイッター)に投稿する為撮影するのですが…
約4年前に貼ったリアサイド&リアウインドーのスモークフィルムが色褪せ?

段々透明に近くなってきてるのに気がつきました。

こんな感じです ↓

リアサイドウインドーはこうして比較すると、約4年前と比べて明らかに透明に近くなってきてるのが見て取れます。

リアウインドーも同じく比較すると、約4年前より明らかに透明に近くなって車室が見えてきてるのが分かります。

この問題についてネットで調べてみると次のような事が分かってきました。

まずネットや量販店等で販売されている安価な「カット済みカーフィルム」は、全てではないと思いますが、専門店が取扱っているようなメーカー品のフィルムと違って「ハードコート処理」が施されていないので、非常にキズが付きやすく拭くたびにキズが付き視界が悪くなりやすい事。

それに、メーカー品のフィルムは5年経っても殆ど”褪色”しないのに比べ、安価なフィルムは、1〜2年で色が薄くなり変色し始める事。

また、お安い市販用カーフィルムの特徴としては、窓ガラスに貼付ける「ノリ」部分に着色をしている事が多いので、経年劣化による「色褪せ」が早くなってしまい数年で色落ちしてしまったりするが、業務用のカーフィルムだと原着(原料に着色「フィルムに着色」)していたり溶剤染色や顔料を使用することによって、経年劣化での色褪せのスピードが緩やかになり、市販用のカーフィルムよりも長く新品の時の色を保つ事が出来るようになっているようです。

以上のような事を踏まえて、既に殆ど”褪色”してしまっているマイジムニーのウインドーフィルムをどうするかについて、考えに考えた結果・・・

安い市販用のスモークフィルムは経年劣化で色褪せてしまう事が分かったので、今回は業務用カーフィルムのように原着(原料に着色「フィルムに着色」)されているスモークフィルムを探して貼り替えしてみようという結論に達しました。

という事で、以前にも利用した事のある楽天市場のカー用品と雑貨のゼンポーというショップでもっと詳しく調べてみると、価格はかなりお高くなるのですがフィルム自体に着色されていて耐光性にも優れている[染色/ダークスモーク]というフィルムがある事が分かりました。

ただ選べる選択肢は透過率13%(ダークスモーク)の商品しか無いようですが、こちらのフィルムは染色されたPETフィルム層の上に、更にキズに強いハードコート層がある優れものの商品のようで、今回はこちらの染色フィルムの方を注文してみました。

こんな商品です ↓

染色(原着)タイプでダークスモーク(透過率13%)のフィルムです。

実際に届いた商品 ↓

ジムニー用にあらかじめカットされたスモークフィルムです。

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スモークフィルムを貼り替えてみた

さて、ここからはスモークフィルムの貼り替えについての内容になります。

以前に自分で貼ってみた時は詳しい貼り方等について説明してなかったので、今回はスモークフィルムの貼り方についても、簡単ですが説明させて頂きます。

■事前に用意するもの

まず貼り替え作業をするに当たって用意するものについてですが、必ず必要なのが家庭用の中性洗剤を水で1000倍に薄めた液を入れたスプレーボトルです。

こんなスプレーです ↓

写真のスプレーボトルは家に有ったものを綺麗に洗浄して使ってます。

このスプレーは古いフィルムを剥がす作業やガラス面の洗浄・貼るガラス面及びフィルム糊面への散水などに使用します。
あらかじめキレイなバケツ等に水2500ml(500mlのペットボトル5本分)を入れて、家庭用中性洗剤を小さじ半分(2.5ml)を良く混ぜ合わせてスプレー液を作っておき、スプレーボトルに補充しながら使用します。なお写真のようなスプレーボトルがない場合は、普通の霧吹きでも大丈夫です。

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その他に必要なものとしては、ガラス面の洗浄やフィルムの水抜き作業に必要なゴムヘラやカットフィルムを隙間に押し込む為のプラスティックヘラ等があります。

こんな感じです ↓

写真左のゴムヘラは貼り付けるガラス面の洗浄及びフィルムの水抜きに使用し、プラスティックヘラはフィルムの端の部分を隙間に押し込んだり、ゴムヘラが届き難い所の水抜きなどに使います。

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その他にもペーパータオルや雑巾などがあると良いと思います。

■古いフィルムを剥がす作業

先ずは古いフィルムを剥がす事から始めます。

剥がし方についてはネットなどの情報によると、フィルムをドライヤーで温めると剥がしやすいという事でしたが、自分の場合はフィルムの端の方から剥がしながら、前述の中性洗剤を薄めたスプレー液をフィルムとガラスの接合部分にスプレーしながら、ゆっくりと剥がしていく方法でやってみて、ある程度の糊は残りますが上手く剥がす事が出来ました。

こんな感じです ↓

赤い矢印で指しているフィルムとガラスの接合部分に、スプレーボトルでスプレーしながらゆっくりと剥がしていきます。

約半分まで剥がせましたが、ガラス面に少し残った糊はスプレー液をかけて、更に濡れ雑巾で強めに擦って綺麗にしながら剥がしていきます。

綺麗になりました ↓

今回はリアガラスの写真しか撮っていませんが、リアサイド左右のガラスも同じ要領で全て剥がしました。
また注意点としてリアガラスについは、熱線が通っている部分に糊が残ってしまう事が多いのですが、余り強く擦り過ぎないよう慎重にします。

■新しいフィルムを貼る作業

新しくフィルムを貼る場合は、先ず貼り付けるガラス面の洗浄を行います。

やり方としては、用意していたスプレーボトルでスプレー液をガラス面全体に吹き付け、ゴムヘラを使用して汚れやホコリを洗い流します。

こんな感じです ↓

貼り付けるガラス面全体にスプレーボトルで散水しします。

次にゴムヘラで水切りしながら汚れやホコリを落としていきます。注意点としてはホコリや糸くずが残るようなタオル類は使わないようにします。

次にフィルムを守る為に貼られている透明のフィルム(セパレーター)を剥がすのですが、下の写真のような平らなテーブルなどを利用して端からスプレーボトルで散水しながら透明フィルム(セパレーター)を剥がします。

こんな感じです ↓

テーブルに軽く散水したあとにガラスに貼る方のフィルムを下にして広げます。

写真のように透明フィルム(セパレーター)を剥がしながらたっぷりスプレーボトルで散水しておきます。

透明フィルム(セパレーター)を剥がせたら、今度はスモークフィルムを貼り付けるガラス面にもスプレーボトルで万遍なく散水しておきます。

次に先ほど散水したスモークフィルムの両端を持って、貼り付けるガラス面に位置を合わせながら貼り付けするのですが、この時ガラス面を十分に濡らしておけば貼り付けてからでもフィルムを自由に滑らせる事が出来るので位置合わせも楽になります。

スモークフィルムの位置が決まったら、ゴムヘラの滑りを良くする為にフィルム表面にスプレーボトルで散水しておきます。

こんな感じです ↓

散水はフィルムの表面に傷が付かないようにする目的も兼ねています。

貼り付けたフィルム面全体に散水出来たら、ゴムヘラを使ってフィルムとガラスの間の水や気泡を押し出していき、ガラス面にフィルムを圧着させていきます。

こんな感じです ↓

水抜きの方向としては、中心から外側へ放射状に水や気泡を押し出します。
また、後からフィルムの隅から空気が入りタケノコ状のツノが出来た場合は、プラスチックヘラにペーパータオルを巻き付け、押さえ付けながら水を外に出してペーパータオルで拭き取る作業を繰り返し行います。

今回の説明についてはリアサイド右側だけとなりますが、同じ要領でリアサイド左側及びリアガラスも貼り付けしています。

なお作業を終えた直後は、完全にフィルムがガラス面に圧着されていないと思われるので、約1日間は不用意に触らないようにします。

これで今回のスモークフィルムの貼り替え作業は全て終了となります。

ジムニーJB64スモークフィルム貼り替え完了

スモークフィルムの貼り替えも完了したので、色んな角度から写真を撮ってみました。

こんな感じです ↓

施工前と比べてリアサイドガラスから車室内が見え難くなりました。

リアサイドウインドーとリアウインドーが黒くなったので、全体的に引き締まった感じに見えます。

良い感じに仕上りました。

最後になりますが今回貼ってみたスモークフィルムは、透過率が13%のダークスモークの商品なので見た目がまっ黒という訳ではないですが、フィルム自体が染色されたPETフィルム層の上にキズに強いハードコート層がプラスされたスモークフィルムなので、ある程度色褪せにも強いと思われますので、以前貼っていたフィルムよりも長持ちしてくれる事を期待しています。