一冊の本がきっかけで、ジムニーを買おうと決断
当時の私は、四輪駆動車についての知識があまり無くて
ジムニーにしようか? パジェロミニにしようか?と迷っていた時点においては
どちらかというとパジェロミニ の方が今風なスタイルでカッコいいと思ったり
していました。
そんな時、色んな情報収集にはまず本を買ってみる事との考えから、四輪駆動車
の勉強をしようと立ち寄った書店で、たまたま見つけて買った本が
「新・最高!ジムニー 660&SIERRA」という本です。
株式会社山海堂出版の書籍で
ワイルドグースの社長であり
当時の日本ジムニークラブの
会長である二階堂裕氏が監修
している。
ジムニー好きのジムニー好きに
よるジムニー好きの為の本とい
う感じです。
ジムニーの魅力が一杯詰まった
素晴らしい本だと思います。
この本を買って読み進めていくうちに、大げさかも知れないですが今までに
知らなっかった車の世界があるという事を知って衝撃を受けてしまいました。
自分はこれまでも、車好きで自分なりに色々カスタムして仕上げていくのが
趣味でしたが乗っていたのは ほとんど、FR(後輪駆動)かFF(前輪駆動)
のセダンやワゴンばかりでした。
カスタムの方向性としては、車高は適度に落としてとか、前後にエアロパーツ
をつけてみたりとか 、タイヤはなるべくトレッドが広く扁平率が小さいものの
方がいいであるとか・・・
サスペンション形式についても、ストラット方式やダブルウィッシュボーン式
セミトレーリングアーム式 などの四輪独立懸架方式のものが良いとされていた
オンロードをメインに考えたものばかりでした。
それが四輪駆動車の世界では、サスペンション形式はリジッドアクスル式の方
が確実に路面をとらえやすく、不整地でのトラクション性能が格段に優れていて
対地上クリアランスの確保に有利であるとか・・・
リジットアクスルのメリット ↓
車のフレーム構造についても、現在でも主流になっているモノコック構造(ボディ
とフレームが一体化している)ではなく、ラダーフレーム構造(はしご型フレーム
に自動車のボディを乗せたもの)の方が良いといった、これまでの自分の考え方を
覆すような内容に驚いてしまいました。
JB64のラダーフレーム ↓
また、ジムニーに関して言うとアフターパーツが豊富に揃っている事や、ほとんど
ジムニー専門と言ってもいいようなカスタムショップショップがあったり、4WD
のトライアルという競技が全国各地で行われている事などをこの本を読んで初めて
知りました。
正に目からウロコ状態でした!!
この本の簡単な内容について、目次を簡単に紹介します。
1.大感激!!僕らのスージー
4WD新時代を築いてきた我らがジムニー
ジムニーオールラインナップ
ジムニー操作マニュアル
ジムニーはアウトドアの道具だ
2.ジムニーバイオグラフィー
ジムニーの歴史
3.ジムニー・ドライビングテクニック
ジムニードライビングテクニック
4.ジムニーのドレスアッププラン
エクステリアプラン
ハードエマージェンシーパーツ
インテリアプラン
5.ジムニーのチューニングプラン
足回りプラン
エンジン&ブレーキのチューニング
駆動系のチューニング
6.ジムニーメカニズム・マニュアル
エンジン
トランスミッション
トランスファー
走行・懸架装置
ブレーキ
シャーシ&ボディー
タイヤ&ホイール
7.ジムニーのメンテナンス
ジムニーのDIYメンテナンス
8.ジムニーのトラブル脱出法
ジムニーの緊急脱出法
緊急時のメンテナンス
9.ジムニーのデータ一覧
主要諸元&主要装備表
全国オフロードコース紹介
排気ガス規制(自動車NOx法)について
日本ジムニークラブへ入会する
全国ディーラーリスト
掲載パーツメーカー&取扱いショップリスト
※なおこの本の内容は、当時発売されていた現行ジムニーである
JA22(JA12)とシエラに関する内容となっていますので
ご注意ください。
また、この本の「はじめに」のページに書かれている、RV4ワイルドグース
の社長の言葉で
「4駆は、ジムニーに始まりジムニーに終わる」
その時、妙に心に刺さったのを今でも覚えています!!
これはもうジムニーを買うしかない!!
私がこの本をひと通り読み終えた時には、購入の選択肢としてパジェロミニは
完全に無くなり、ジムニー1本で探してもらうように速攻で知り合いにTEL
してしまいました。
今から思えば何気なく買った「新・最高!ジムニー 660&SIERRA」という本が
きっかけで、その後のジムニーライフが始まったという事になります。