ジムニーJB64のエアコンドレンパイプ延長

ジムニーエアコンのドレンパイプの問題点

以前から気にはなっていたのですが、JB64のエアコンのドレンパイプの位置が丁度左側のラダーフレームの真上に有って、排水された水がフレームを伝って思わぬ場所から水がしたたり落ちてきたりします。

車から降りて意外な所に濡れたような跡が有ったりすると、何処かにオイル漏れでも発生してるのかと勘違いした事も有りました。

それより何より問題は、エアコン作動中にラダーフレーム上に排水がかかり、常に濡れた状態になる事による錆の発生リスクが高くなる事も無視できません。

こんな感じです ↓

写真では分かり難いですが、実際にボンネットを開けて確認して頂ければ、黒いドレンパイプがラダーフレームの真上に位置しているのが確認出来ると思います。

別角度からの写真 ↓

この角度から見ると写真の赤い丸で囲んでいるフレーム部分に水滴が溜まっているのが見て取れます。

この問題に関して例によってネット検索してみたところ、既に何らかの対策をされている方々がブログやユーチューブに情報をアップされている事も分かりました。

そんな色々な情報も参考にさせて頂きながら、この際良い機会なので自分なりの対策をとってみようと思います。

ジムニーエアコンドレンパイプの延長

という事で今回実施したいのは、ジムニーエアコンのドレンパイプを延長して排水口を別の場所(出来れば地面に直接落とせる場所)まで配管して排水できるように対策していきたいと思います。

まず用意したのが、新たに延長するパイプ(ホース)とパイプとパイプを接続する事が出来るニップル(ジョイント)になります。これらは全て近くのホームセンターで買ってきたものばかりです。

こんなパーツです ↓

耐油燃料チューブという名前で売られていた、内径9mm×外径13mmのパイプ。
ニップルというプラスチックのホースジョイント。

まずは下の写真のように、用意した耐油燃料チューブにニップルを差し込んで結束バンド(長さ約10cm)で固定しておきます。

用意が出来ました ↓

パイプ(ホース)の内径が9mmでニップル(ジョイント)の方が10mm用だった関係で、差し込むのに苦労しましたが、何とか上手くいきました。

用意が出来たら、ニップル(ジョイント)のもう片方をボンネット内右側下方にあるエアコンドレンパイプに差し込んで、こちらも結束バンドで固定します。

この時エンジン停止直後などに作業する場合は火傷に注意しましょう。

写真参照 ↓

上手く接続出来たら、とりあえずパイプ(ホース)は切らずにフレームの外側に通してそのまま下に垂らした状態にしておきます。

こんな感じです ↓

この段階では最終的に排水口をどこに持っていくかは未定でした。

その時に色々検討した結果、とりあえず一度取付けていた方法がどうも納得がいかずに再度やり直したのがこれからご紹介する方法となります。

ジムニーエアコンドレンパイプの固定

さて、延長したエアコンドレンパイプをどう固定して、どの場所に排水口を持っていくかですが、まずドレンパイプをラダーフレームに固定する方法を考えました。

また、ラダーフレームに直接穴を開けたりして固定したりすると、穴を開けた所から錆が発生する危険性も無いとは言えないので、今回は穴を開けずに取付ける方法で作業をしてみたいと思います。

まずホームセンターで買ってきた結束バンド(ジムニーのフレームを1週出来る)を買って来て下の写真のようにフレームに巻いて固定しておきます。

結束バンド ↓

長さが約45cmあります。バンドの幅は約1cmです。

写真のようにジムニーのラダーフレームを1週させて縛っておきます。

こんな感じです ↓

なるべく弛みが無いよう思いっ切り縛ります。

次にこれもホームセンターで買ってきたナイロンクランプという電気配線などを固定するパーツと手持ちの長さが15cmの結束バンドを利用して固定しました。

こんなパーツです ↓

ビス止めタイプの電気配線など束ねて固定できるナイロン製のクランプです。

手持ちであった長さが15cmの結束バンドを使用(黒があればBEST)

これらのパーツを使って下の写真のように上手く固定出来ました😊

こんな感じです ↓

見た通りの感じに収める事が出来ましたが、結束バンドやナイロンクランプの色が黒だったら目立たずにより良い仕上がりになったのかな?と思います。

また排水口の位置については、今回固定したフレーム外側の位置から直接真下に排水しても問題はなさそうだったので、フレームの少し下辺りで切断しています。

こんな感じです ↓

因みにですが、今回の改善前はこんな感じでした

ジムニーエアコンドレンパイプを更に改善

先日、エアコンドレンパイプを延長してしばらく様子を見ていたのですが、今回セッティングした排水口の位置(フレーム外側直下)では、車体が傾いたりした時にフロントのリーディングアームに排水された水がかかってしまうという事が判明しました。

また、現状では延長したパイプや固定用のナイロンクランプが目立ちすぎている問題もあるので、更に改善してみました。

まずはパイプの色ですが、新たにホームセンターで買ってきたシリコンチューブというパイプ(ホース)を使って作り直すことにしました。そのパイプ(ホース)にこれもホームセンターで買ってきた自己融着テープという黒いテープを巻きつけてみました。

シリコンチューブ ↓

内径が10mmで外径が13mmの半透明のパイプ(ホース)です。

自己融着テープ ↓

幅25mmの自己融着(テープ同士がくっついて一体化する)タイプのシリコン補修テープでテープの色は黒を使いました。

巻付けを完了 ↓

自己融着テープを巻きつけて、片方にはニップルを差込んで結束バンドで固定。

新しく出来た延長パイプをこれまでと同じ方法で取付けを完了させましたが、排水口の位置に関しては、当初セッティングしていた位置に戻して完了させました。

こんな感じです ↓

この際に結束バンドやナイロンクランプの色も黒にして完了です。

排水口の位置 ↓

排水口の位置に関しては、最初にセッティングしていた所に戻してみました。これでリーディングアームとかにも水滴がかからずに直接地面に排水を落とす事が出来ました。

ジムニーエアコンドレンパイプ更に更に改善

2022年10月13日に追記しました。

これまでの数回に渡るドレンパイプの改善ですが、全体的にパーツを黒でまとめて目立たないようになったとは思っていたのですが・・・

どうもパイプ(ホース)に巻いた黒い自己融着テープの見た目が今一つで、まだ納得いかない感じがしたので、またまたやり直す事にしました。

まずはパイプ(ホース)の見た目の問題なので、元々から黒いものをネットで検索して購入し取り換える事にしました。

買ったのは、シリコンホース 耐熱 汎用 ブラックというパーツで内径が10mmで外径が15mmのシリコンホースです。

こんな感じです ↓

今まで使っていたパイプ(ホース)よりチョット外径が大きいです。

購入はこちらからどうぞ ↓


更に大きくなったパイプ(ホース)の外径に合うような配線固定用のクランプ(サドル)をホームセンターで買って来て使いました。

こんな商品です ↓

本来は電気配線なんかを固定するパーツです。

という事でドレンパイプ(ホース)を新しく買った黒いものに差し替えて、これも新しく手に入れた配線クランプを利用し、結束バンドで固定して作業を完了させました。

最終形態です ↓

これで見た目もスッキリ、スマートにまとまりました。

動画でどうぞ ↓

良い仕事をしていますね!