ボンネットをダンパーについて
私の場合ジムニーのボンネットを開ける事はそんなに多い方とは思いませんが、それでも新しいパーツを取付けたり、メンテナンスしたりする時には開ける機会も少なからずあります。
そんな時に毎回不満に思う事が2つあります。
まずはジムニーの運転席下側にあるボンネットを開けるレバーを引くところまでは良いのですが・・・
車の前に回ってボンネットの少し開いた隙間に手を入れてラッチを外すのが、毎回手探りで場所がわかり難いというのが一つ目。
二つ目はラッチを外してから重いボンネットを開けて、片手で保持しながらボンネットステーをボンネット側に開けられている穴に差し込んで固定するという一連の作業が面倒だという事です。
こんな感じです ↓
しかもこの方法だとボンネットを片側(助手席側)のステーだけで支持する形となってしまうので、考えすぎかもしれないですがボンネットに歪みが生じる恐れも無いとは言いきれません。
という事で今回購入して取付けたのは、二つ目の不満をスマートに解決出来そうなボンネットダンパーというパーツになります。
ボンネットダンパーとは、高圧ガス(ガススプリング)による反力を利用してボンネットの開閉をサポートしてくれるパーツです。
取付けるとラッチを外してからボンネットを少し持ち上げるだけで、あとは全開になるまで勝手に開きます。
反対にボンネットを閉める時は、手前に下ろしていくとボンネットの自重に加えてダンパーの効果もあって途中で手を放しても簡単に締まります。
※この時結構勢いよく閉まりますので、指や手を挟まないよう注意が必要。
こんなパーツです ↓
ジムニー JB64 JB74 ボンネット ダンパー フードダンパー
ジムニーカスタムパーツで有名なシーエルリンクから購入しました。
実際に届いたパーツです ↓
部品点数はそれ程多くはないです。
ただこのボンネットダンパーにもメリットとデメリットがあるようで・・・
メリットとしては、ボンネットの開閉がスマートで楽に行える事とボンネットを左右2本のダンパーで支持出来るので、前述のボンネットが歪むのでは?といような心配も無くなりそうですし、見た目のカッコ良さ追求という意味でもはずせないポイントです。
デメリットとしては、経年劣化でガスが抜けたりしてダンパーが「へたる」という問題があるようで、ある程度の年数が経過して来るとダンパー自体を交換する必要があるようです。
まあそんなデメリットも多少あるボンネットダンパーではありますが、ボンネットを開いている時の見た感じ的にも、ボンネットステーのような余計なパーツが目に入ることもなく「スッキリしたカッコ良さ」を追求できそうな感じがしています。
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ボンネットをダンパーの取付方法について
ここからはボンネットダンパーの実際の取付方法になります。運転席側(右側)のみの画像と説明になりますが、もう片方も同じ手順で取付けられます。
用意する道具としては、10mmと12mmのラチェットレンチもしくは、スパナかメガネレンチが必要になります。
出来ればハンドルが長めのラチェットレンチがあれば作業が楽だと思います。
先ずはボンネットを開けてフェンダー上部の赤丸で囲っている所のボルトを10mmのレンチを使って外します。
こんな感じです ↓
結構硬く閉まっているので慎重に緩めます。
次に外したボルトの所に付属の先端が丸くなっているボールボルトにワッシャーを通してから12mmのレンチで締め付けて固定します。
こんな感じです ↓
このボルトの締め付けはメガネレンチの方が作業しやすいと思います。
次にボンネット側の作業ですが、写真の赤丸で囲っている12mmのボルトを一旦外して、付属の黒いブラケットをボルトに通してから写真のように固定します。このボルトは結構硬く閉まっていて、緩めるのが大変でした。
ブラケットは純正ボルトを再利用して取付けるのですが、ブラケットには左用と右用がありますので注意が必要です。写真は運転席側(右側)です。
運転席側拡大写真 ↓
ブラケットには、特に左右の表示もされていないので注意が必要です。
ここまで準備が出来たら、後はダンパー本体を取付けるだけとなります。手順としては、ダンパー上下に付いているボールジョイント接合部をそれぞれ手で押し込むようにしてはめ込みます。
こんな感じです ↓
赤い矢印で指している上下2ヵ所の所です。この時ダンパーの向きにも注意が必要となります。
助手席側(左側)です ↓
こちらは助手席側(左側)装着後の写真ですが、取付方法はほぼ同じです。
これですべての取付作業は完了です。
こちらはシーエルリンクさんでアップされているボンネットダンパーの取付についての説明動画になります。
※音量に注意してください
ボンネットをダンパーの取付完了
今回取付けたボンネットダンパーは、部品点数もそれ程多くなく比較的に簡単に取付け出来るパーツなのですが、ボンネットの開閉が楽になると言う実用性と、見た目のドレスアップ効果の両方を期待できるコストパフォーマンスの高いカスタムだと思います。
取付後に色んな角度から写真を撮ってみました。
こんな感じです ↓
当たり前の事ですが、ボンネットステーを使わなくてもボンネットが開いた状態を保持できています。
実際の開閉動画 ↓